信用取引規制について

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信用取引規制 信用取引規制
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信用取引規制

信用取引規制とは、相場の過剰な取り引きを抑えるために、取引所が信用取引に対して行う規制のことです。この信用取引規制には、2種類の規制の方法があります。

 

信用取引規制には、信用取引全体に対して行う「全面規制」と、特定の銘柄で取引が過剰になっているものを個々にのみ行う「個別規制」があります。信用取引規制の一つ、「全面規制」で行われる措置は次のような事柄になります。

 

一つ目は、30%以上とされている委託保証金率の引き上げです。二つ目は、現金の代わりになっている委託保証金となっている代用有価証券担保掛目の引き下げで、三つ目が委託保証金の一部または委託保証金の全部を現金で徴収などで、その他にも、信用取引の利用制限や停止などを組み合わせて実施されます。

 

次に「個別規制」で行われる措置についてです。まずは、一定の数値基準を満たした銘柄の「日々公表銘柄」に指定されます。

 

通常は一週間に一度、火曜日に公表されている個別信用残高を毎日公表するというものです。これは、まだ規制と呼べる段階ではなく、サッカーでいう所の「イエローカード」にしか過ぎません。

 

言わば、投資家への厳重注意といった内容です。

 

それでも、相場が安定しないようであるなら、ここで規制の対象となります。この時点で規制銘柄となり、委託保証金率の引き上げや委託保証金の一部または全部を現金で徴収が行われることになります。これらの適用には、東証の定める「信用取引に係る委託保証金の率の引き上げ措置等に関するガイドライン」に基づいて適正に行われています。

 

主な規制事項として、以下にまとめたものが行われます。証券取引所の規制では、日々公表銘柄の指定・委託保証金率の引き上げ・代用の制限・代用有価証券の除外などです。

 

証券金融会社の規制では、賃株注意喚起・賃株申し込みの制限・増担保の規制などが行われます。証券会社の規制では、新規取引の停止・現金取引の停止・代用掛目の0%などになります。


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